いよいよ実写化へ。期待が高まる映画『10DANCE』。
予告編で映し出された、あの息をのむほど豪華絢爛なダンスホールに目を奪われた方も多いのではないでしょうか?
「鈴木と杉木が情熱をぶつけ合う、あの美しい会場は一体どこ?」
「日本国内でも大規模なロケがあったと聞いたけれど、もしかして自分の街の近くかも?」
そんなふうに、映像の美しさに感動する一方で、具体的な撮影場所が特定できずにモヤモヤしているファンの方も少なくないはずです。作品の世界観が濃密であればあるほど、その舞台となった「リアルな場所」を知りたくなるのがファン心理ですよね。
そこで本記事では、予告編に登場する英国の「聖地」に関する徹底考察から、膨大なエキストラ募集情報を基に割り出した静岡・東京・大阪の有力な撮影候補地までを詳しくまとめました。
この記事を読み終える頃には、ただ映画を待つだけでなく、スクリーンに映る背景の「正体」を深く理解し、公開後すぐにでも聖地巡礼へと出発できる準備がバッチリ整った状態になれますよ。さあ、二人のダンサーが愛と汗を刻んだロケ地の全貌を、一緒にチェックしていきましょう!
予告動画のダンス会場はどこ?
Netfilixオリジナルの予告編で、主人公の鈴木と杉木が情熱的なダンスを繰り広げる、息をのむほど豪華絢爛なダンス会場は、英国にある「ブラックプール・タワー・ボールルーム」で撮影されています。動画後半で竹内涼真演じる鈴木信也の「ブラックプールであいつを見た時…」という台詞がありますね!
この会場は、世界中の競技ダンス選手、ファンにとって、まさに「聖地」と称される場所です。
天井は高く、精巧な装飾が施され、床には一歩踏み出すたびに歴史の重みが感じられるような美しい木材が使われています。
特に目を引くのは、ヴィクトリア朝の壮麗な建築様式と、会場を囲むバルコニー、
そして優雅に天井から吊り下げられた巨大なシャンデリアです。
このボールルームで繰り広げられるダンスは、単なる競技ではなく、歴史と文化を背景にした芸術的な表現へと昇華されます。
物語の核心である「10DANCE」は、社交ダンスの標準的な10種目を網羅する究極の競技であり、選手たちの技術、精神力、そしてパートナーシップが試される舞台です。この頂点を極める物語において、予告編でこのブラックプール・タワー・ボールルームが選ばれたことは、単なる視覚的な豪華さを追求したわけではない、深い意図が込められていると考えられます。
また、映画の公式情報では、主人公たちが究極の競技に挑むため共にトレーニングを重ね、激しくぶつかり合いながらも互いの愛に突き動かされていくという、エモーショナルな人間ドラマが描かれています。この激しい感情の機微を表現するにあたり、世界中のダンサーが憧れ、夢を懸けるこの歴史的な場所は、作品のテーマである「情熱と究極」を体現するのに最もふさわしい舞台と言えるでしょう。このボールルームの荘厳さが、二人のダンサーが到達しようとする世界の高みと、彼らの間に流れる熱い感情のスケールを象徴しているのです。
この会場が選ばれた理由を考察
ブラックプール・タワー・ボールルームが選ばれた最大の理由は、競技ダンス(ボールルームダンス)における「歴史的価値」と「権威性」に尽きるでしょう。
この会場では、毎年世界最高峰の国際大会の一つである「ブラックプール・ダンス・フェスティバル」が開催されています。このフェスティバルで優勝することは、プロ・アマ問わず、すべてのダンサーにとって最高の栄誉とされています。
『10DANCE』という作品が、社交ダンスの頂点である10種目に挑む物語を描く以上、「リアリティの追求」と「物語の格調高さの担保」が不可欠です。
本物の聖地で撮影を行うことで、キャスト陣の演技はもちろん、画面を通して伝わる作品全体の「熱量」と「本気度」が一気に増します。
また、この場所で踊ることは、主人公たちが目指す世界レベルの競技者としての夢や葛藤、そして到達した境地を、視聴者に最も説得力のある形で伝えることを可能にするのです。
この美しい会場は、ただの背景ではなく、彼らの努力と愛が交錯する、特別な意味を持つ「戦場」なのです。
この会場の魅力

画像は生成イメージです
ブラックプール・タワー・ボールルームの魅力は、
その「非日常的な美しさ」と「時代を超越したロマン」にあります。
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唯一無二の建築美: 1894年に建てられたヴィクトリア朝様式の建築は、細部に至るまで豪華絢爛な装飾が施されています。特に、繊細な彫刻が施された木製のダンスフロアや、息をのむほど高い天井、そして床に映り込むほどの光沢を持つフロアが、踊る人々を一層美しく際立たせます。
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歴史の重み: このフロアでは、何十年にもわたり世界中のトップダンサーたちが汗と涙を流してきました。フロアの木材の一本一本に、ダンスの歴史と、競技者たちの情熱の記憶が刻み込まれていると言えます。
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視覚的なインパクト: 映画やドラマの舞台として見た場合、その壮大でロマンチックな雰囲気は、ドラマティックなシーンを演出する最高の背景となります。特に、主人公たちの激しい感情のぶつかり合いや、クライマックスのダンスシーンの説得力を、この場所は最大限に引き上げてくれます。
このボールルームを訪れることは、単に映画のロケ地を巡るだけでなく、社交ダンスの歴史そのものに触れる、特別な体験となるでしょう。
静岡・東京・大阪での撮影情報も!
映画『10DANCE』の撮影は、イギリスだけでなく日本国内でも大規模に行われていたことが、エキストラ募集情報から明らかになっています。特に募集要項にあった「服装指定」や「募集対象」を詳細に分析すると、それぞれの土地で物語の重要なパートが撮影されたことが見えてきます。
ここでは、エキストラ情報をもとに、具体的なロケ地(撮影場所)を考察していきます。
静岡市
静岡市駿河区では、1月中旬に「競技ダンス大会のスタッフ・観客」役として、非常に大規模なエキストラ募集が行われました。
特に注目すべきは、「男性はブラックフォーマル、女性はイブニングドレス」という厳格な服装指定があり、渋谷や名古屋からの送迎バスまで用意されていた点です。これは、物語のクライマックスや重要な大会シーンなど、数百人規模の人員を必要とする撮影だったことを示唆しています。
駿河区でこれほど大規模な屋内撮影が可能で、かつダンス競技会の会場としてふさわしい場所として、以下の2か所が有力候補として挙げられます。
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グランシップ(静岡県コンベンションアーツセンター)
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理由: 駿河区にある巨大な文化施設です。大ホール「海」は最大4,000人以上を収容でき、実際にコンサートや式典など多くのイベントで使用されています。天井が高く壮大な空間は、熱気あふれるダンス競技会の会場として申し分ありません。
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ツインメッセ静岡
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理由: こちらも駿河区にある大規模展示場です。広いフロアを活かしてセットを組み上げ、大会のバックヤードや控室、あるいは試合会場そのものを作り込んだ可能性があります。
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東京
東京および近郊での撮影は、11月から1月にかけて断続的に行われており、日常のシーンから練習風景まで多岐にわたる撮影が行われたようです。
特に興味深いのは、場所によって募集対象が「クラブの客」「通行人」「レストラン客」と細かく分かれている点です。これにより、鈴木と杉木のプライベートな時間や、都会での生活描写がここで撮影されたと考えられます。
具体的な場所としては、以下の候補が考えられます。
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和泉多摩川周辺(東京都狛江市)
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理由: 1月24日に「ダンススクールの生徒」役の募集がありました。このエリアには雰囲気のあるスタジオや建物が多く、主人公たちが所属するダンス教室、あるいは二人が練習を重ねるスタジオの外観や周辺として撮影された可能性が高いです。
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北総線 矢切駅(千葉県松戸市)
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理由: 12月下旬に松戸市矢切で「乗客」役の募集がありました。矢切駅はその独特な近未来的なデザインや、地下深くにある構造から、多くのドラマや映画(『翔んで埼玉』など)のロケ地として有名です。二人の移動シーンや、心情を吐露する重要な駅のホームのシーンなどが撮影されたのではないでしょうか。
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大阪
大阪では1月中旬から下旬にかけて、鶴見区と北区で集中的に撮影が行われました。
ここでは「競技ダンサー(踊りなし)」や「観客」の募集があり、謝礼も発生していることから、プロのダンサーを交えた本格的な競技シーン、あるいは華やかなパーティーシーンが撮影されたと推測されます。
大阪のロケ地として有力なのは以下の2か所です。
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ハナミズキホール(花博記念公園鶴見緑地内)
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理由: 大阪市鶴見区での募集と一致します。ここは独特の円形ドーム構造を持つホールで、自然光を取り入れた美しい映像が撮れる場所です。ダンスの優雅さを表現する大会予選や、エキシビションの会場として使われた可能性があります。
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大阪市中央公会堂(中之島)または ザ・リッツ・カールトン大阪
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理由: 北区周辺での撮影ということで、歴史的建造物である中央公会堂(北区に隣接)や、北区にある高級ホテルのボールルームが候補に挙がります。特に『10DANCE』のような格式高い世界観には、レトロで重厚な建築や、ラグジュアリーなホテルの宴会場が非常にマッチします。ここで社交ダンス界の社交パーティや、祝賀会のようなシーンが撮影されたのかもしれません。
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まとめ
本記事では、映画『10DANCE』の物語を彩るロケ地情報を徹底解剖します。
最大の注目は、予告編に登場する豪華絢爛なホール。これは競技ダンス界の最高峰の聖地、英国「ブラックプール・タワー・ボールルーム」である可能性が極めて高く、その歴史と圧倒的な美しさは二人の「究極の挑戦」を象徴しています。
国内ロケ地に関しては、膨大なエキストラ募集情報を詳細に分析。数百人規模の動員があった静岡(グランシップ等)は熱気渦巻く競技会、東京・千葉(和泉多摩川・矢切駅)は二人の葛藤が滲む日常や練習風景、大阪(ハナミズキホール等)は華やかなパーティシーンと、それぞれの場所が物語の重要なピースを担っていると推測されます。
ロケ地の背景にある「意味」を知ることで、映画の感動はより深いものになるはず。公開に向けた予習として、ぜひこの「聖地」情報をチェックしてください。
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今後も情報を更新して行く予定です。引き続きよろしくお願いいたします。x=x=x=x=x=x=x=x=x=x=x=x=x=x=x=x=x=x=x=x=x=x=x=x=x=x=x=x=x=x=x=x=x
